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鞍手長谷川4試合で10安打/高校野球

鞍手対九産大九州 9回裏九産大九州2死一塁、野口を二ゴロに打ち取った渡辺(1)を祝福する鞍手ナイン(撮影・梅根麻紀)

<高校野球福岡大会>◇21日◇北九州市民

 鞍手が1番長谷川広志(3年)の公式戦初本塁打などで12安打8点を挙げ、10安打6点の九産大九州に打ち勝った。長谷川は3回戦から2試合連続の猛打賞、4試合合計14打数10安打8打点。赤点を回避して野球に集中した成果を見せ、6年ぶりの8強へチームをけん引した。

 「入れ!」長谷川は向かい風で押し戻される打球に、思わず声を出した。2回表1死三塁、左翼フェンスをぎりぎりで越えた高校通算5号、公式戦初の本塁打でリードを4点に広げた。長谷川は「打ったのは真っすぐ。練習試合を通して、真っすぐを狙って打てるようになった」と記念球を握りしめた。新チーム結成以来、こなした試合は120を超える。山部和範監督(32)が「熊本、鹿児島なら日帰りが基本」と例年の80から100試合を超えるペースで練習試合を組み、遠くは和歌山まで遠征した。長谷川は「強豪は控えが出ることも多かったけど、いろんな投手を打って、良い経験になった」と話す。

 現役国公立大合格者が100人を超す進学校は、平日の練習は2時間30分から3時間30分で、試験前1週間は部活動休止。40点以下を取った選手は、休止が10日間に拡大する。長谷川は古典が苦手だが「最後の夏の前に勉強しとる場合やないんで、必死で源氏物語のプリントを勉強してクリアした」。赤点を脱出した次は、戦後初の準々決勝突破だ。【佐藤千晶】

[2008年7月22日 09:21  日刊スポーツ 紙面から ]

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