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飯塚がコールドで初決勝/高校野球

豊国学園対飯塚 1回裏飯塚1死二塁、松本の中前適時打で生還する二塁走者の今塩屋(撮影・梅根麻紀)

<高校野球福岡大会:飯塚8-1豊国学園>◇24日◇準決勝◇北九州市民

 力の違いを見せつけた。飯塚が序盤の先制攻撃で豊国学園をコールドで破り、初の決勝進出だ。「うれしいですね。明日も(決勝で)戦えるのがうれしい」と吉田幸彦監督(52)。2年間はね返された準決勝の壁を破り、吉田監督は決勝への初チャレンジを喜んだ。

 エース辛島航(3年)は1失点完投。2回に本塁打を浴び、この夏初自責点は記録したが、後半バントで揺さぶりをかけようとする豊国打線につけいるスキを全く与えなかった。「あの本塁打はストライクを取りにいったカーブが真ん中に入ってしまいました」と辛島。エースの好投には合格点を与える吉田監督だが「あの本塁打はきっちり説教しときます」と、そこだけは赤点をつけた。

 抜群の制球力を誇り、130キロ台の直球と多彩な変化球で緩急を使った投球が身上。「あの投球はしっかり体をつくらなければできない」とプロのスカウトをもうならせる。春の九州大会で鹿児島工に打ち込まれてからは、体づくりからやり直した。毎日腹筋と背筋300から400回をこなし、その後に本来のトレーニングをした。「九州大会の後は特に大人になったなと感じました。こちらが言うメニューを何もいわずこなしてくれた」と投手を指導する森浩太コーチ(23)は辛島の成長を認める。

 初めての決勝戦にも気負いはない。「どこが相手でも緩急をつけてコントロールで内と外を攻める投球をします」と辛島。初の甲子園はその左腕でつかめる場所にある。

 ◆戦後福岡大会での初決勝進出チーム成績 46年から今大会まで、初めて決勝に進んだ32チームの決勝の成績は9勝23敗。甲子園初出場初優勝した三池工(65年)をはじめ、筑紫工、福岡一、九州産、八幡大付(現九州国際大付)田川、福岡大大濠、西日本短大付、東福岡が初決勝進出で、初優勝を飾った。また、初決勝進出同士の対決が過去4度あり、決勝経験チームを破っての優勝は三池工、九州産、田川、福岡大大濠、西日本短大付の5チーム。

[2008年7月25日 10:26  日刊スポーツ 紙面から ]

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