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九州産が4点差逆転で九州切符/高校野球

最後の打者から三振を取り両手を上げてガッツポーズをつくる九州産のエース的野大

<九州地区高校野球福岡大会>◇11日◇久留米◇決勝、3位決定戦

 九州産が自由ケ丘を破り、80年春以来、57季ぶり3度目の九州大会出場を決めた。7回までわずか2安打に抑えられていた打線が、8回4点差を追いつき最終回に勝ち越して3位となった。決勝は九州国際大付が福岡大大濠を6―2で破り、南部と北部の優勝校が対戦する優勝決定戦を初めて制した。この日九州大会出場校が決定。15日に抽選が行われ、九州地区高校野球は24日、佐賀市で開幕する。

 57季ぶりに壁を突き破った九州産ナインの興奮は試合後もなかなか収まらなかった。「血圧が250ぐらいになったみたいです」と心境を表現した平川剛監督(39)は興奮でうっすらと目を潤ませていた。

 7回までに4点をリードされ、2安打に抑えられていた打線が8回、突然目を覚ました。疲れから制球が甘くなった相手投手の球をとらえ4安打で同点に追いつくと、一気にイケイケムードになった。最終回、1死満塁から2番草場友貴(2年)の犠飛で勝ち越し。終盤に驚異の粘りで逆転勝利をもぎ取った。

 エース的野大貴(2年)は4失点で1度はマウンドを降りたが、逆転後の最終回に再登板。最後は三振で締めくくった。7日の福岡大大濠との南部大会決勝の前日、祖母のリヨさんを亡くした。試合まではその事実を知らされず、試合終了後すぐに祖母の元へ直行。4日後、祖母の霊前で誓った九州大会出場を果たすことができた。「最後は三振で終わらせようと狙っていました。秋は絶対勝つという気持ちで投げられるようになりました」。南部大会初戦から6試合すべてで登板したエースはたくましく成長した。

 実に28年ぶり九州大会出場で、センバツへの道が開けた。就任5年目の平川監督は「僕は選手についていくだけです」と言う。持ち前の元気と全力プレーで九州で旋風を巻き起こす。【前田泰子】

[2008年10月12日 09:43  日刊スポーツ 紙面から ]

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