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神村学園が逆転で初決勝/九州高校野球

神村学園対興南 9回から登板した神村学園の小池(右から2人目)は、後続を打ち取り笑みを浮かべる(撮影・梅根麻紀)

九州地区高校野球◇28日◇佐賀・みどりの森県営◇準決勝

 神村学園(鹿児島)が興南(沖縄)を逆転で破り、初の決勝進出を果たした。7回まで無得点に抑えられていた神村学園打線が8回、3番大畑健人(2年)の三塁打などで1点差まで追い上げ最終回に逆転した。清峰(長崎)は明豊(大分)を破り、3季ぶりに決勝進出を決めた。

 沈黙していた神村学園打線が目覚めたのは終盤の8回だった。8回、2点を返して2死一塁で3番大畑に待望のタイムリーが出た。が左中間を破る二塁打で3点目を挙げ一気に追い上げムードが高まった。そして最終回、同点に追いつくと、相手守備の乱れで逆転。初戦、準々決勝は追い上げられながら1点差で逃げ切り。準決勝は逆転で1点差で勝利を決めた。「どこまで1点差ゲームをすれば気が済むのか」と山本常夫監督(47)は終盤に底力を発揮して勝利を呼び込むナインに驚いていた。

 仲間のために絶対に勝利を決めたかった。準々決勝で負傷した江口拓也(2年)は左ひざを縫い、この日はベンチ入りしたもののプレーできる状態ではなかった。4番の大畑が江口の代わりに3番に座った。試合前、大畑が江口に「おれに任せろ」と声をかけた。「知ってるわ。お前に任せるしかないだろ」。江口から激励を受けた大畑が燃えないわけがない。「今まで3番に江口がいることで安心していた。今日は気合が空回りしてしまいました」と大畑。3打席凡退し、4打席目で江口の気持ちに応えることができた。

 決勝は清峰との対戦だ。「当たってみたいと思っていたので、最高の舞台で対戦できてうれしいですね」と山本監督は対戦を喜んだ。逆転勝利で波に乗る神村学園ナインが初の頂点を目指す。【前田泰子】

[2008年10月29日 09:13  日刊スポーツ 紙面から ]

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