クリスマスローズで使われている種類や名前、色は?最新の品種を紹介

12月の行事

スポンサードリンク




クリスマスローズとは、原産地のヨーロッパで12月末、クリスマスの頃白い花を咲かせるので、“クリスマスの頃に咲くバラ”という意味で名付けられました。
花言葉は、“いたわり”・“私を忘れないで”。なんか切なくなるような感じの言葉が並びますね。

日本で最も流通が多いと言われている、クリスマスローズガーデンハイブリットなどは、ヨーロッパなどで気温が暖かくなってきたキリスト教の四句節(4月 レンテン節)の頃に花を咲かせるので、【レンテンローズ】とも言われています。

花が稀少な冬の時期から早春にかけて長く開花してくれ、個性的な花を咲かせてくれるクリスマスローズ。
初心者でも手入れが簡単なこと、豊かな品種に加えて、黒・グリーン・紫などの異色カラーがあることもあり、ここ20年ほどで急激に人気が出てきました。

現在、原種の種類は亜種(独立の種とはしがたいが、同種とも言い難い)を含めると、約20種を超えていると言われています。それに、多種多様な色や模様が入ってしまうと、どれを選んでいいのか分からなくなってしまいますよね。

今回はクリスマスローズの花の種類から、最新の品種までをご紹介したいと思います。
まさに今の時期にピッタリなので、ぜひ参考にしてくださいね。

クリスマスローズの種類、名前は何?

クリスマスローズという呼称は、主にクリスマスの頃に開花するヘレボルス・ニゲルのことを指しています。

原種ヘレボルスは、生育する土地の気候によって、その生態を変化させてきました。株ごとに進化を遂げるこの種は、同じ品種でも違う形や色が表れるのが特徴です。

原種ニゲルは、生育の仕方としては大きな株が無く、花茎を数本伸ばしただけの小さな株が多いです。白い花を群れて咲かせているのが特徴です。

そんなクリスマスローズは大きく分けて3種類の花びらの形状があります。

①シングル(一重)

原種ニゲルに一番近い種類で、花弁が5枚ある花をシングルと呼びます。クリスマスローズの中でも、シングルは初心者にも育てやすく、人気のある品種です。
害虫や病気に強く、鉢植えでも地下植えでも良く育ちます。

②ダブル(二重以上)

ダブルとは花弁が5枚以上あるもののことを指しますが、ほとんど品種改良が進んでいて、八重咲(花びらが幾重も重なって咲くもの)が主流となり、市場に流通しています。

③セミダブル(アネモネ咲)

セミダブルは、半八重やアネモネ咲と呼ばれるもので、花弁の内側に大きな特徴があります。本来蜜官だった部分が大きく変化して、花びらの中にフリルの付いたような層が見えるのが特徴です。
ですが、実ははっきりした定義が無いので、愛好家や園芸家の中でも見分けで意見が分かれるそうです。

クリスマスローズの花の模様についてです。

◎糸ピコティ

シングルやダブルの花の縁に糸のような線が入る覆輪のことを指します。その縁取りが絹糸のように繊細でエレガントであるため、大変人気があります。
ピコティ種はたいてい、花とは別の色の縁取りが出来ることが一般的です。

◎スポット

シングル・ダブルに限らず、他の花にはあまり見られない珍しい模様です。花弁の内側に細かな赤や茶色の粒々模様が出てきます。

◎バイカラー

花弁の地色が主に2つの色で作られているものを、バイカラー(2色咲き)といいます。

◎ブロッチ

細かなスポットの粒々が花弁の中心付近に大きく広がり、固まって模様に見えるものを言います。

◎ベィン

花弁の中心から外に向かって細い筋が入っているものをいいます。

◎リバースピコティ

花弁の周辺の色が薄く抜けてるものをいいます。

◎ネット

花弁全体が細かなネット(網目)模様をしているものをいいます。

◎ネクタリー

蜜官が本来は黄色や緑色なのですが、赤や黒紫色などに変化したものをいいます。

スポンサードリンク

クリスマスローズで使われる色はどんなものがあるの?

日本の市場流通には、人工的に交配育種されたクリスマスローズガーデンハイブリットが主流を占めているため、多種多様な色や模様のクリスマスローズがあります。

クリスマスローズの交配種には、赤系・ピンク系・イエロー系・グレー系・ホワイト系・グリーン系・ブルーブラック系・アプリコット系・パープル系があります。

クリスマスローズは環境や水分量、肥料などにより、同じ株から咲いた花でも色が変わってしまったりします。

基本は9種類の色に濃淡がついたり、先程ご紹介した模様が付いたりすることで、多種多様なクリスマスローズが咲くという訳です。

クリスマスローズの最新品種はこんなものがおすすめだよ!

現在出回っているクリスマスローズ苗のほとんどは、実生苗(種をまいて育てた植物)で、同じ株から株分けした苗でも1株ごとに個体差があり、同じ花が咲くとは限りません。それはそれで個性的ですし、花が咲くまで楽しみでもありますよね。
ですが、せっかくなら気に入った花を同じように咲かせたいですよね。

そこで品種改良を重ねて作り出されたのが、“メリクロン苗”というものです。

多くの株から美しい花だけを選抜し、組織培養で増殖させた苗で、全て同じ花を咲かせることができます。しかも、濁りの少ない明るい花色にこだわり選抜されているものが多いので、色鮮やかで誰が見ても美しい!と思える花の造りとなっています。

病気や害虫にも強い株から増殖されているので、生育旺盛で花首が丈夫で、しっかりと横を向いて咲くものも多いので、大変華やかな印象を与えてくれます。

このメリクロン苗を使った中で、

今1番人気なのが【Ice N´ rose 氷のバラ シリーズ】です。

奇跡的な交配により生まれた品種であり、夏の直射日光に強く、冬の雪の中でも咲き誇り、庭を美しく彩る、従来種とは一線を画す品種です。

また従来種より茎が太く花弁が厚く、従来種には無い色合いの豊かさも持ち合わせた究極のクリスマスローズと言われているほどです。

色はホワイト系もありますが、圧倒的に赤系が多く、ワインレッドのような深い赤が人気のようです。

まとめ

ちょうどこの寒くなる時期からがクリスマスローズの苗の販売が盛んになります。
赤系・ピンク系などの明るい色のクリスマスローズは、初心者でも育てやすくなっているし、ご紹介したメリクロン苗を使えば、さらに育てやすいですよね。

寒い時期に綺麗な花を咲かせてくれるクリスマスローズ。
自分用、お友達用、大切な人へのプレゼントとしても最適ですよね。

料金もお手頃価格から高価な物まで幅広くあるので、予算のこともあまり心配しなくてもいいのもいいですよね。

ぜひ、綺麗な花の色と模様をしたクリスマスローズを選んでみてくださいね。