子供から大人まで大好きなハンバーグ。フライパンで焼いたり、煮込んだり、中にチーズや卵を入れ込んでみたり、お弁当のおかずにしてみたりと、色々レシピがあり活用できるので、鉄板のおかずとして忙しい主婦には重宝されます。
しかしその反面、ハンバーグのタネを仕込むのって、意外と手間と時間が掛かって面倒なんですよね。出来れば時間のある時や前日に作り置きしておけたら、時間短縮にもなって助かるのになぁと思ったりしますよね。
でも、作り置きしてもどのくらい保存できるのとか、どうやって保存したらいいのか、意外と知らないことも多いと思います。
今回はいつから仕込みをしたらいいか、保存方法や冷凍の仕方などをご紹介したいと思います。
ハンバーグの仕込みは前日からするべき?
ハンバーグのタネを寝かせる(時間を置くこと)で、実はとてもいいことがあるのです。
②水分がひき肉に行き渡り、味が全体的になじみ、旨みが増す。
③肉の脂を固めることで、形が落ち着き、焼くときに崩れにくい。
どれも、ハンバーグには欠かせないことですね。
そして、時間に余裕を持って作るとこは次のようなメリットも生まれます。
①玉ねぎを細かく丁寧にみじん切りにすることができ、あめ色になるまで弱火でじっくりしっかりと炒めることができるので、ハンバーグに玉ねぎの甘みを広がらせることができます。
②しっかりと玉ねぎを常温になるまで冷ましてからひき肉と合わせることができるので、余計な熱でひき肉の鮮度を落とすこと無く、タネを作ることができます。
旨みを十分に引き出すといった意味でも、前日や最低でも調理の1~3時間前には仕込みをしておくことをおススメします。いつもの作り方で、いつも以上の味わいを引き出すことができます。
ハンバーグのタネを寝かす際には、必ず冷蔵庫に入れてくださいね。
ハンバーグの前日から仕込んだ場合の保存方法は?
ハンバーグを保存する方法としては、主に2種類あります。
仕込んだタネを保存する場合
生のまま保存するのでしたら、成形して酸化や乾燥を防ぐ目的で、必ず1つずつサランラップで包みましょう。そうしたら、出来ればハンバーグ同士が重ならないようにして、フリーザーバックなどに入れます。
これは、サランラップだけでは直接冷気に当たって乾燥などしてしまうかもしれないので、念には念を入れてという意味で行います。
冷蔵保存するのであれば、やはり冷凍よりも雑菌の繁殖が早いので、面倒ですが一工夫することをおススメします。
例えば、手でこねる時にビニール製の手袋をつけたり、手の温度を気にしてこねるタネのボウルを1回り大きな氷水の入ったボウルに浸けてこねるなどです。
そうすれば、雑菌がタネに付着する量が少なくなり、繁殖はしにくくなります。
ただし、どんなに一工夫しても冷蔵庫での保存は、雑菌の繁殖を止めることはできません。冷蔵保存した生のタネは、半日~1日で使うようにしてください。雑菌が繁殖したり、他の食材への臭い移りの原因となることがあります。
調理済みのハンバーグを保存する場合
火をしっかり通して調理したハンバーグを冷蔵庫で保存する場合であれば、1つずつサランラップをして3日程度であれば大丈夫です。
しかし、焼いてから冷蔵庫に入れるまでの時間が長かったり、頻繁に冷蔵庫の扉を開け閉めすると、傷みやすくなり保存期間が短くなります。
心配でしたら、食べる前に臭いなどで確認をしてください。
ハンバーグの仕込みが多くなってしまった。冷凍はあり?
ハンバーグのタネを冷凍保存することは、結論から言えば“あり!”です。
ただし、保存方法で冷凍期間が変わるので、注意してほしいと思います。
焼いたハンバーグを冷凍保存する場合
焼いたハンバーグを冷凍保存する場合は、しっかりとハンバーグを冷まして1つずつサランラップに包んでください。そしたら、重ならないようにフリーザーバックに入れて、ハンバーグに冷凍庫の冷気が直接当たらないようにしてください。
こうして冷凍保存しておくと、1か月は美味しく食べることができますし、電子レンジで温めるだけですので、お弁当のおかずや夕食のおかずにすぐに使うことができます。
生のまま冷凍保存する場合
もちろん生のままでも冷凍保存することはできます。焼いたハンバーグ同様に、成形してから1つずつサランラップに包み、フリーザーバックに入れ、冷気が直接当たらないように保存すれば、保存期間は2週間くらいです。
しかし、デメリットもあります。
1つは、ひき肉を混ぜて冷凍すると、肉汁が出てしまい、旨み成分が外に出て行ってしまいます。そうなると、焼き上がりはパサパサになってしまいます。
もう1つは、いくら冷凍しても生なので、雑菌が繁殖する可能性が高くなります。特に、解凍している間は、せっかく冷凍しても繁殖しやすくなります。
使い方によっては、生のまま冷凍保存が良いという人もいるとは思いますが、やはり焼いてから冷凍保存する方が安全でいいと思います。
まとめ
ハンバーグはたくさんアレンジすることができたり、お弁当のおかずになったりと、毎日食べても飽きないくらい使い勝手の良いメニューです。
ですからこそ、美味し食べられる保存方法や保存期間ってとても大事なんですよね。難しい事でもないので、しっかり基本を押さえておけば、簡単に楽しく料理をすることができます。
ただ作るだけではなく、家族の楽しい食卓を作れて、健康にも気を使えるママって、とても素敵ですよね。
ぜひ、ご家庭で試してみてくださいね。